NetCommons3 特徴

1.Bootstrapの利用

Bootstraptとは、ホームページ作成作業を大幅に簡素化する「HTML/CSSをセットにしたフレームワーク(枠組み)」の事で、レイアウト、ボタン、ナビゲーションなどが用意されている。NC3は、これを利用して作成されている。

☆ レイアウト

グリッド・デザインで多種のレイアウトが用意されており、スマホ対応としてレスポンシブ化されている。例・「ページ編集」「レイアウト編集」

☆ ボタン

多種の形状、背景色、文字色とサイズ、ホバー時背景色などが利用出来る。NC3では、プラグインの「メニュー」に利用されている。

☆ ナビゲーション

NC3では、最上段にある「ログイン」「管理」「ページ設定」などに利用されている。

 2.特徴(NC3公式サイト特徴の要約)

 サイトは、順序付けられたページの集合として表現され、ページはヘッダー・左カラム・センターカラム・右カラム・フッターの5つブロックで構成される。
 それぞれのブロックにプラグインを配置し、セッティングモードをONにすることで、ページ上に配置されたプラグインの位置の変更、機能追加・削除など、デザインを変更できる。

 各ページは、ルーム管理によって管理され、ルームは以下の3つに分類される。
 1.パブリックルーム(公開)
 2.登録ユーザのみがアクセスが出来るグループルーム
 3.登録ユーザ本人のみがアクセス出来るプライベートルーム
 各グループの集合 1.パブリックスペース 2.グループスペース 3.プライベートスペース。

 各グループルームにはユーザ毎に割り当てられており、各ルームの登録ユーザは定められた役割(role)においてルームに参加する。ルームに割り当てられたページ上にプラグインを配置することで、グループウェア、e-ラーニングサイト、ソーシャルネットワークサービス(SNS)など多様な目的に活用することが出来る。

 NC2x系の機能に加え、スマートフォン対応やOS、ミドルウェアの環境変化に対応しやすくするために自動テスト機能が組み込まれた。 また、ヘッダーなどの部分はサイト共通、パブリック共通、ルーム共通、ページのみなど、細かな設定が可能になり、拡張機能であった動画プラグインが標準機能として取り入れられた。

 高機能性に対して、初心者でも比較的簡単に使えることもNetCommonsの大きな特徴である。ユーザインタフェイスは、ワープロのノウハウと画像だけあれば本格的なサイトを短時間で構築できる。また、主要なプラグインがコアプログラムに用意されているため、インストール後すぐにサイト構築できる。

 3.個人的に感じたこと

1)デザイン面
(1)HPデザインのオリジナリティが殆ど反映出来ないので、均質なサイトになってしまう。デザインの工夫がままならないので、作成がつまらない。尚、カスタマイズによって、デザインがかなり自由に出来るらしいが、その方策が難しく、筆者の力量では困難だ。

(2)ブロックとプラグインについて:ページ・レイアウトはブロックの配置形態で16種類あるが、1つのブロックに入るプラグインは、必ず縦方向にしか入らない。

(3)デザインがテーブル組みからCSSを中心にしたボックス組みになり、ソースコードが分かり易くなった。

2)難易度など
 ホームページを作るだけなら超簡単に出来る。HTML・CSSの知識が無くても問題はなく、インストールが完了すれば直ぐに開発可能。
尚、お知らせなどのツールボタン付きプラグインは、HTML・CSSの知識があれば、かなり自由にレイアウト出来る。
 開発期間も相当に短期間で可能。